イベント報告

  • 2012.04.12
  • イベント報告

四国ブロック研修レポート  文責:浜口 卓也

四国ブロック研修レポート 文責:浜口 卓也

1,高松丸亀商店街のまちづくりに学ぶ

高松丸亀町商店街の再開発成功のカギは「土地問題の解決」から
全国から注目されている高松丸亀町商店街視察の報告からです。

どこの地域でも中心市街地の活性化という言葉は中身のないものになっており、
税金の無駄遣いと言わざるを得ない現状です。

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しかし、高松丸亀町商店街がなぜ成功したのか。
結論からいえば「土地の問題を解決した」ということです。
魅力のある商店街とは、市民にとっていきたくなる商店街なのです。
それは欲しいものがの中心市街地再開発における「失敗例」を徹底的に調査したとのこと。
大型店舗開発やイベント、空き店舗に対する補助など、聞き覚えのある事例ばかりですね。
そしてそこから解決策をさぐった。商店街からは理事長含めたった3人。
そして3人の「やる気」ではなく「本気」。
そして国レベルの審議会に名を連ねる著名人の方々との委員会を設置。
委員会に要した経費は、2億円。しかし、「2億円で商店街が復活するなら安い」との
意気込みでスタートしました。そこで提案されたのが「土地問題の解決」です。

再開発前の問題点は、
「細分化された土地利用」「不合理な店舗配置」「老朽化した建物」「居住人口の減少」です。
それらを解決する方法は「土地の所有権と利用権の分離」です。商店街を構成する全ての地権者に
一旦利用権を放棄してもらう、ということです。利用権を放棄してもらうことになれば、
自由な商店街づくりが可能になるというわけです。ここからは利用者の視点にたってのまちづくりです。
テーマは高齢化社会に向けての車のいらないまちづくり。
A街区∼G街区までの目的別にゾーニング。A街区には整備された広場、B街区には飲食店、
C街区にはライフスタイル提案型店舗と医療施設、といった具合に。
定期借地権のある土地の上に、商業体としての店舗があり、その上にコミュニティ施設、
さらにその上に分譲住宅(一戸2000万円)という全体構造です。現場を視察させていただいた病院では、
まさに病室が家なのです。いつでも医療が受けられるという点では患者にとっても安心ですが、
医療スタッフにとっても患者さんからより近く、まとまっているためありがたいというわけです。

まさに安心のまちづくりです。注目していただきたいことは「民間主導」であったということです。
商店街の皆さんが危機感をもっていたことです。一致団結した、新たなまちづくり、人々が暮らし、賑わいのある商店街。
目から鱗の視察となりました。

2、研修会 講師:小野晋也氏(元衆議院議員)

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元衆議院議員永田町から敢えて身を引いた在野の政治家は何を考え、何をしようとしているのか。

■ 政治家が学ばなければならないこと。

①専門の分野。②時代。③人間。

■ 政治家がやらなければならないこと。

①将来のビジョンを示す。②いかなる人間も取り残さない覚悟。(国家と国民を分断してはならない)③教育。

■ 本物とは。

①なりきれる。②やりきれる。③すてきれる。

「私は、総理大臣よりも崇高な仕事をしている。永田町での歯車にはならないし、今の政治は政治ではない。」
長身からくりだされる勢いと重みのある発言に会場は圧倒された。
「遠くのとてつもなく大きな理想をしっかりと見据え、小さな努力を怠らないことです。」
「若いときは質を語りすぎず、ただひたすら量をこなすこと。」在野の政治家は国会議員であったとき
以上に日本を変えようとしている。

3、高松キャラバン

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四国内から10名を超える地方議員が集まった。
倉掛幹事長の挨拶に続き、神谷会長から龍馬プロジェクトとは何か、
どんな国をつくろうとしているのかが示された。
現状分析、趣旨、今後の計画。人材の少ない四国にとって重要な機会になったのではないか。
それぞれの感想では、「こういう思いのある若手政治家の集まりがあることに共感する」という
コメントも多く、今後の四国ブロックの拡大につながった。

※強風のため、佐賀の古川さん、大分の小野さん、兵庫の杉田さんが、瀬戸大橋を渡ることができず、
8時間後の懇親会に駆けつけていただきました。
その思いと勇姿に心から感謝いたします。

文責:浜口 卓也

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