イベント報告

  • 2010.12.15
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11月29日 第一回関西龍馬塾開催

11月29日(月)は18名もの参加者を集め、第一回の関西龍馬塾を開催しました。
当日の模様は、佐藤光紀からのレポートです。

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11月29日(月)19:00から『第一回 関西龍馬塾』が難波市民学習センターにて開講されました。
講師に奥 健一郎氏(下記に紹介)をお招きし、リーダー論について~人間を知る~というテーマをご講演頂きました。当日の状況を生駒市: 佐藤光紀よりレポートさせて頂きます。

石川幹事長からの挨拶で始まり、神谷会長より『龍馬プロジェクトは政治家を中心に集めてきた傾向が強かったが、 これからはもっと一般の理解者・支援者を集めなければならない』という会の根本的な課題が示されました。

奥講師
※熱弁を奮う奥健一郎

奥講師からも政治家が代わるだけでは何も変わらない。トップダウンではなく、突き上げてくるボトムアップが必要で、 様々な人がそれぞれの立場から、同じ方向へと動き出す『うねり』が根幹であり、政治家はその突端にしかすぎない…以下に略式とはなりますが、 箇条書きにまとめさせて頂きます。

・そもそもリーダーシップとマネジメントは全く違う事、ましてやリーダーと独裁者は全く異なる存在である事。特にビジョンと計画 (プランニングやマニフェスト)は全く異なった意味合いを持つが、これを混同する人が多い事。
・政治家に対しての忠言は人が動くのはあくまでビジョンであり、マニフェストで人は動いているのではないという事。
・組織変革においての第一段階は危機意識を持つ事・持たせる事、但し不安を煽る事ではなく気付き・気付かせである事。
・何かを成そうとする時、『発想は楽観的に、計画する時は悲観的に、そして行動する時には楽観的に』と感覚を戻す事。
・今の時代は『変革の時』という甘いものではなく、正に『断絶の時』(変革前後とは全く違う)を迎えようとしている事。

大学教授として、そして松下政経塾出身者として、政治・社会そして人とは人間力とはという意味深い講義が続きました。

その後、質疑応答となり参加者からそれぞれの想いや志しが述べられ、奥講師との意見(見識・見解)交換がなされました。社会のあり方、 政治のあり方に切り込んだ講義内容であり、更には個々のあり方についても考えさせられた時間でした。

意見交換 神谷挨拶

龍馬塾は全国でもその回を重ねてきております。 その中で龍馬プロジェクトは基本的な骨組みの段階を終えつつあり、骨太・肉付けの段階に入っている。そう、 龍馬プロジェクトは政官民学に重きをおいており、そのゆりかごなのです。社会が変わらないといけないという胎動をしっかりと感じとれる、、 そんな記念すべき第一回目の関西龍馬塾でした。

(文責:佐藤光紀)

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【講師略歴紹介】

奥健一郎 (おく・けんいちろう)1967年宮崎県生まれ。

現在、国立大学法人鹿児島大学・稲盛アカデミー専任教授、兼人間教育部門長、松下政経塾20期生
早稲田大学卒業後、大蔵省(現・財務省)開発政策課、総務課、開発金融課にて国際金融業務等に従事。
大蔵省在職中、国連世界銀行奨学金取得、米国へ留学。ミシガン大学大学院応用経済学修了。
オランダ・ライデン大学EUROプログラム修了。米国フロリダ州ペンサコーラ市名誉市民。
(財)日本エネルギー経済研究所統括本部研究員としてエネルギーとリサイクルの問題に従事する一方、
環境NPO・市民団体等で活動。(財)天風会(中村天風財団)理事・事務局長、英国クランフィールド大学主任研究員、
㈱QAD.Japan.Inc.顧問(ナスダック上場米国IT企業)、
㈱オンストリーム・メディア・ジャパン常任顧問(ナスダック上場米国IT企業)、
米国CSISイナモリ・フェロー等を歴任。

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